絶滅危惧種アカウミガメの産卵地として知られる新宮市の王子ヶ浜で6月19日、シーズン初となるウミガメの上陸が確認されました。
同日午前5時20分ごろ、海岸で早朝パトロールを行う「紀伊半島の海亀を守る会」のメンバーらがちびっこ広場近くの海岸でウミガメの足跡を発見!
波打ち際から約50メートルの植生地帯と、そこから約10メートル南側の砂地地帯の2ヶ所に卵を産むための穴を掘りましたが、下の砂利層が硬く、
産卵に必要な約70センチの深さが確保できず、諦めて海に帰っていったようです。せっかく上陸してくれたのに残念ですが、再上陸&産卵を願うばかりです。
昨年は2頭の上陸があり、うち1頭が産卵しました。温暖化の影響なのか、年々産卵に来るカメの数は減っていますが、
ずっと王子ヶ浜にウミガメが上陸し、産卵できる環境を守りたい!その一心でメンバー一同、海岸美化や早朝パトロールを続けていきたいと思っています。

