絶滅危惧種アカウミガメの産卵地として知られる新宮市の王子ヶ浜で6月26日、シーズン初となるウミガメの上陸が確認されました。同日の午前5時ごろ、同海岸で早朝パトロールを行う「紀伊半島の海亀を守る会」のメンバーらが、産卵のために上陸し穴を掘っているウミガメを発見。貴重な瞬間を捉えました。
海岸の砂の厚みが足りず(産卵には80センチ以上の深さが必要とされています)、残念ながら産卵は確認できませんでしたが、メンバーらは今後の上陸および産卵に期待すると同時に、地球温暖化の影響や繁殖地である砂浜の状態の悪化などに懸念を抱いています。

シーズン初上陸を確認しました
産卵を諦めて海に戻っていきました